物理関連の書籍としては異例中の異例! 発売4カ月にして累計5万部突破! 35カ国で刊行決定の世界的ベストセラー『時間は存在しない』


~“スティーヴン・ホーキング博士の再来”と評される天才物理学者 カルロ・ロヴェッリ氏の熱い思いが溢れる! 独創的かつエレガントに、時間の本質について考える科学エッセイ~/株式会社NHK出版

著者のカルロ・ロヴェッリ氏は、物理学者として知られるだけではなく、難解な概念をわかりやすく、独自の文学的な表現で紹介する書き手としても高く評価されています。彼が詩情溢れる筆致で時間の本質を明らかにする科学エッセイ『時間は存在しない』(NHK出版、訳:冨永星)が、8月29日の発売以降相次ぐ重版で、発売4カ月にして累計5万部を突破しました。 「時間はいつでもどこでも同じように経過するわけではなく、過去から未来へと流れるわけでもない――。」
 「時間の崩壊」、「時間のない世界」、「時間の源へ」の3部から成る本書で、私たちが無意識に身を任せている時間の概念について、カルロ・ロヴェッリ氏は独特の見地から深く掘り下げていきます。
 本書の前半で、ロヴェッリ氏は「この世界に根源的な時間は存在しない」という大胆な考察を展開、物理学がいかにして「時の流れが存在しない」という結論に至ったのかを平易かつダイナミックに紹介します。後半では、時間は存在しないにもかかわらず、私たちはなぜ時間が存在するように感じるのか、哲学や脳科学などの知見を援用して論じていきます。
 本書は、本国イタリアで18万部発行、35カ国で刊行決定の世界的ベストセラーになっただけではなく、タイム誌の「ベスト10ノンフィクション(2018年)」にも選ばれました。読めば必ず、本書が人気を博す理由がわかるはず。時間の常識を根底から覆す一冊で、あなたもセンス・オブ・ワンダーを感じてみませんか。

【著者】カルロ・ロヴェッリ(Carlo Rovelli)
理論物理学者。1956年、イタリアのヴェローナ生まれ。ボローニャ大学卒業後、パドヴァ大学大学院で博士号取得。イタリアやアメリカの大学勤務を経て、現在はフランスのエクス=マルセイユ大学の理論物理学研究室で、量子重力理論の研究チームを率いる。「ループ量子重力理論」の提唱者の一人。『すごい物理学講義』(河出書房新社)で「メルク・セローノ文学賞」「ガリレオ文学賞」を受賞。『世の中ががらりと変わって見える物理の本』(同)は世界で100万部超を売り上げ、大反響を呼んだ。

■好評なコメントも続々到着!
・きわめて独創的。現代物理学が時間に関する私たちの理解を壊滅させていく様を紹介している。――「ニューヨーク・タイムズ」紙
・わかりやすく目を見開かせてくれるとともに、われわれの時間・空間・現実の見方を覆すような読書体験をもたらす。――「タイム」誌
・時間の本質へと向かう、実に面白くて深い旅。この作品を読む人すべての想像力をとらえて離さない詩情と魅力がある。――「フィナンシャル・タイムズ」紙
・スティーヴン・ホーキングの『ホーキング、宇宙を語る』以来、これほどみごとに物理学と哲学とを融合した著作はない。――「ガーディアン」紙
・日本のメディア(朝日新聞「売れてる本」、産経新聞「書評」、HONZ「おすすめ本レビュー」など)でも高評価を得ています。

■『時間は存在しない』構成

もっとも大きな謎、それはおそらく時間

第一部 時間の崩壊

    第一章 所変われば時間も変わる

    第二章 時間には方向がない

    第三章 「現在」の終わり

    第四章 時間と事物は切り離せない

    第五章 時間の最小単位

第二部 時間のない世界

    第六章 この世界は、物ではなく出来事でできている

    第七章 語法がうまく合っていない

    第八章 関係としての力学

第三部 時間の源へ

    第九章 時とは無知なり

    第一〇章 視点

    第一一章 特殊性から生じるもの

    第一二章 マドレーヌの香り

    第一三章 時の起源

眠りの姉

日本語版解説

訳者あとがき

原注


■商品情報


出版社:NHK出版
発売日:2019年8月29日
定価:2,200円(本体2,000円)
判型:四六判
ページ数:240ページ

ISBN:978-4-14-081790-2                         

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