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近代科学社創立60周年記念出版『AI事典 第3版』発行! / 株式会社インプレスホールディングス

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インプレスグループで理工学分野の専門書出版事業を手掛ける株式会社近代科学社は、2019年12月21日に、創立60周年記念出版『AI事典 第3版』(編著者:中島秀之・浅田 稔・橋田浩一・松原 仁・山川 宏・栗原 聡・松尾 豊 著者100余名)を発行いたしました。 ●書誌情報 【書名】AI事典 第3版 【編著】編著:中島秀之・浅田 稔・橋田浩一・松原 仁・山川 宏・栗原 聡・松尾 豊 【仕様】A5判・上製・400頁 【本体価格】9,000円(税込9,900円) 【ISBN】978-4-7649-0604-4  C3504 ●内容紹介  AIはいまや、さまざまな研究の根幹をなしており、関わる分野も多岐にわたります。  本書は、人工知能(AI)研究を牽引する代表的な研究者が編・著を務め、各研究カテゴリーの最前線で活躍する100余名の気鋭の研究者が執筆を手掛けた事典です。  コンセプトは「執筆者の主観を軸に、読者が興味を持って面白く読める内容にすること」。 従来の主要テーマのほか、ディープラーニング、AIにおける論争、汎用人工知能など、いま外せないトピックスを幅広く解説しています。  AI研究者はもちろん、工学、理学、脳科学、医学、薬学、農学、社会学、哲学など、すべての分野の学生・研究者の未来に影響を与える、ターニングポイントとなる書です。 ●著者紹介 編著:中島秀之,浅田 稔,橋田浩一,松原 仁,山川 宏,栗原 聡,松尾 豊 ●目次 1.イベント・人物 編者:中島秀之 AIUEO斉藤 康己(京都大学) 第五世代コンピュータ上田 和紀(早稲田大学) IJCAI伊藤 孝行(名古屋工業大学) 自律エージェントとマルチエージェントシステム国際財団(IFAAMAS)横尾 真(九州大学) PRICAI中島 秀之(札幌市立大学) ロボカップ松原 仁(公立はこだて未来大学) 大大特(大都市大震災軽減化特別プロジェクト)田所 諭(東北大学) Google松尾 豊(東京大学) アルファ碁斉藤 康己(京都大学) あから2010松原 仁(公立はこだて未来大学) PRIMAについて伊藤 孝行(名古屋工業大学) 人工知能学会設立までの経過大須賀 節雄(東京大学名誉教授) 日本認知科学会の誕生と認知情報学の進展溝口 文雄(東京理科

物理関連の書籍としては異例中の異例! 発売4カ月にして累計5万部突破! 35カ国で刊行決定の世界的ベストセラー『時間は存在しない』

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~“スティーヴン・ホーキング博士の再来”と評される天才物理学者 カルロ・ロヴェッリ氏の熱い思いが溢れる! 独創的かつエレガントに、時間の本質について考える科学エッセイ~/株式会社NHK出版 著者のカルロ・ロヴェッリ氏は、物理学者として知られるだけではなく、難解な概念をわかりやすく、独自の文学的な表現で紹介する書き手としても高く評価されています。彼が詩情溢れる筆致で時間の本質を明らかにする科学エッセイ『時間は存在しない』(NHK出版、訳:冨永星)が、8月29日の発売以降相次ぐ重版で、発売4カ月にして累計5万部を突破しました。   「時間はいつでもどこでも同じように経過するわけではなく、過去から未来へと流れるわけでもない――。」  「時間の崩壊」、「時間のない世界」、「時間の源へ」の3部から成る本書で、私たちが無意識に身を任せている時間の概念について、カルロ・ロヴェッリ氏は独特の見地から深く掘り下げていきます。  本書の前半で、ロヴェッリ氏は「この世界に根源的な時間は存在しない」という大胆な考察を展開、物理学がいかにして「時の流れが存在しない」という結論に至ったのかを平易かつダイナミックに紹介します。後半では、時間は存在しないにもかかわらず、私たちはなぜ時間が存在するように感じるのか、哲学や脳科学などの知見を援用して論じていきます。  本書は、本国イタリアで18万部発行、35カ国で刊行決定の世界的ベストセラーになっただけではなく、タイム誌の「ベスト10ノンフィクション(2018年)」にも選ばれました。読めば必ず、本書が人気を博す理由がわかるはず。時間の常識を根底から覆す一冊で、あなたもセンス・オブ・ワンダーを感じてみませんか。 【著者】カルロ・ロヴェッリ(Carlo Rovelli) 理論物理学者。1956年、イタリアのヴェローナ生まれ。ボローニャ大学卒業後、パドヴァ大学大学院で博士号取得。イタリアやアメリカの大学勤務を経て、現在はフランスのエクス=マルセイユ大学の理論物理学研究室で、量子重力理論の研究チームを率いる。「ループ量子重力理論」の提唱者の一人。『すごい物理学講義』(河出書房新社)で「メルク・セローノ文学賞」「ガリレオ文学賞」を受賞。『世の中ががらりと変わって見える物理の本』(同)は世界で100万部超を売り上げ、大反響を呼んだ。 ■好評な

グルーヴノーツ、量子コンピュータ技術を活用した「スケジューリング最適化」パッケージを正式リリース|量子技術の実用化、AIによる高精度の需要予測から“人・モノ”の最適配置を実現

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金融業のコールセンターシフトや交通業の乗務員シフト、建設業の資機材・人員・工程計画、製造業の生産計画、流通・物流業のサプライチェーンマネジメントを最適化 “AIx量子コンピュータ”を活用したエンタープライズ向けクラウドプラットフォーム「MAGELAN BLOCKS(マゼランブロックス)」を開発・提供する株式会社グルーヴノーツ(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長:最首英裕、以下 グルーヴノーツ)は、量子コンピュータ技術を搭載した「MAGELAN BLOCKS 組合せ最適化ソリューション」(以下、組合せ最適化ソリューション)の最新ラインナップとして、「スケジューリング最適化パッケージ」を正式リリースいたしますのでお知らせします。 ​ AIと量子コンピュータで、需要予測に応じた最適な人・モノの組み合わせが可能に。余剰コストの削減や利益率の向上を支援 グルーヴノーツは、2019年4月に世界で初めて、量子コンピュータ(量子アニーリング方式)の商用サービス化に成功しました*1。SDGs・脱炭素化に向けて走行距離が最短となる輸送ルートの設計等が可能な「配送ルート最適化パッケージ」をリリースするなど、量子コンピュータの業務適用を実現しました。 このたびリリースする「スケジューリング最適化パッケージ」では、金融業等におけるコールセンターのオペレーターシフト、交通業における乗務員シフト、医療業における看護師シフト、大型・多店舗等の小売業における勤務シフトなど、適材適所の最適配置を実現する「シフト最適化」や、製造業における生産計画・機器稼働率、建設業における資機材・人員・工程計画、流通・物流業におけるサプライチェーンマネジメントといった「サプライチェーン最適化」への活用が可能になります。   さらに「MAGELLAN BLOCKS」で、AIによる高精度な需要予測と量子コンピュータによる最適化まで、一貫したサービスとして活用できることで、例えばコールセンターにおいては、その日の入電数予測に基づくオペレーターの最適配置といった、人手不足の解消および余剰人員・コストの圧縮、生産性向上、利益率向上等の事業課題解決の成果に貢献することができると期待されます。 ▶︎数億パターン以上の組み合わせ。複雑すぎるシフト作成の業務課題

【セミナーご案内】量子コンピューターの最新動向とビジネス活用の可能性 2月5日(水)開催 主催:(株)シーエムシー・リサーチ

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先端技術情報や市場情報を提供している(株)シーエムシー・リサーチ(千代田区神田錦町: https://cmcre.com/ )では、 各種材料・化学品の他、IT、AI関連の市場動向・技術動向のセミナーや書籍発行を行っておりますが、このたび「量子コンピューターの最新動向とビジネス活用の可能性」と題するセミナーを、講師に畔上 文昭 氏 ((株)ザイナス 量子計算コンサルタント)をお迎えし、2020年2月5日(水)13:30より、『ちよだプラットフォームスクエア』5F 502会議室(千代田区錦町)で開催いたします。 受講料は、 一般:46,000円(+税)、 弊社メルマガ会員:41,000円(+税)、アカデミック価格は24,000円となっております(資料付)。 セミナーの詳細とお申し込みは、 弊社の以下URLをご覧ください!   https://cmcre.com/archives/54000/ 質疑応答の時間もございますので、 是非奮ってご参加ください。 次世代のコンピューターとして、量子コンピューターへの期待が高まっています。背景の一つとして、トランジスタの集積度が1年半~2年ごとに2倍になる「ムーアの法則」の終焉が近づいているということが挙げられます。新たなチャンスを求めて多くのメーカーによる開発競争が繰り広げられているほか、米国や中国など、国家レベルの取り組みも盛んになってきました。すでに商用サービスとして提供される量子コンピューターも登場しています。つまり、未来の技術ではなく、活用可能な技術であり、現時点においてもビジネスに適用できる状況にあるということです。とはいえ、量子コンピューターの概念の難しさから、多くの人にとって近づきがたい存在であることも確かで、研究開発とビジネス活用の間に大きな溝があるのも確かです。そこで本セミナーでは、基礎的な知識から近未来までの情報、ビジネス活用でのヒントなどを難しい数式を使わずにやさしく解説します。 1)セミナーテーマ及び開催日時 テーマ:量子コンピューターの最新動向とビジネス活用の可能性 開催日時:2020年2月5日(水)13:30~16:30 会 場:ちよだプラットフォームスクウェア 5F 502会議室   〒101-0054 東京都

「白熱する量子コンピュータ開発とビジネス展望」と題して、米国VentureClef社 代表/アナリスト 宮本 和明 氏によるセミナーを2020年1月20日(月)SSKセミナールームにて開催!! / 株式会社 新社会システム総合研究所(2019年11月19日)

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新社会システム総合研究所(東京都港区 代表取締役 小田中久敏 以下SSK)は、2020年1月20日(月)にSSKセミナールーム(東京都港区)にて下記セミナーを開催します。 【シリコンバレー最新レポート】 白熱する量子コンピュータ開発とビジネス展望 -量子コンピュータから量子インターネットまで最新技術と活用法を徹底解説-            [セミナー詳細] http://www.ssk21.co.jp/seminar/re_S_20012.html [講 師] 米国 VentureClef社 代表/アナリスト 宮本 和明 氏 [日 時] 2020年1月20日(月) 午後2時~5時 [会 場] SSK セミナールーム 東京都港区西新橋2-6-2 ザイマックス西新橋ビル4F [重点講義内容] グーグルの量子コンピュータはスパコンを超えたのか。そもそも、量子コンピュータとは何か、量子コンピュータで何ができるのか。量子コンピュータをどう使うのか、導入に向けた準備をどうすればいいのか。量子コンピュータは話題が先行するが、その実態が正しく伝わっていない。 このセミナーは量子技術を包括的にカバーし、量子コンピュータ、量子ソフトウェア、量子アプリケーション、量子セキュリティ、量子センサー、量子インターネットについて分かりやすく解説する。また、これらを事業に活用するアイディアを示す。 現在の量子コンピュータはNoisy Intermediate-Scale Quantum(NISQ)型で、エラー発生率が高く安定して稼働できない。この不安定なプラットフォームでアプリ開発が進みブレークスルーが起ころうとしている。 高信頼性量子コンピュータが最終ゴールで、登場するまでに10年かかるといわれてきた。しかし、技術開発のペースが加速し、2023年に出荷されるとの予測もある。製品出荷は目前で、この波に乗り遅れないよう今から量子コンピュータの評価や導入に向けた計画を策定する必要がある。量子コンピュータから量子インターネットまで、技術開発の最前線をレポートし、量子コンピュータ時代の到来に備える。 <1>量子コンピュータ 1.量子コンピュータ動作原理と開発概況 2.Google:Quantum Supremacyに到達? 3.IBM:世界に先駆け

量子コンピュータ向けアルゴリズム及びアプリケーションソフトウェアを開発・提供する株式会社QunaSysへリードインベスターとして出資/グローバル・ブレイン株式会社(2019年11月25日)

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グローバル・ブレイン株式会社(以下、GB)が運営する、グローバル・ブレイン7号投資事業有限責任組合(以下、GB7号ファンド)は、量子コンピュータ向けアルゴリズム及びアプリケーションソフトウェアを開発する株式会社QunaSys(本社:東京都文京区 / 以下、QunaSys)への出資を実行したことをお知らせいたします。 QunaSysは、量子ゲート型量子コンピュータ(以下、量子コンピュータ)の応用分野の中でも実用化が近いとされる量子化学シミュレーションを中心に、量子コンピュータ上のパワーを最大限に引き出すで実行可能なアルゴリズムやアプリケーションソフトウェアの開発を進めています。QunaSysは、量子コンピュータを開発しているIBMや、Microsoft、Rigetti Computingが持つといった量子コンピュータハードウェアベンダーとのパートナーシップを通じてハードウェア実機についての活用ノウハウを早期から蓄積するとともに、国内大手化学メーカー量子コンピュータのアルゴリズム及びソフトウェアアプリケーションに関わる企業との量子化学シミュレーションに関する共同研究開発の実績も国内随一を誇っています。 GBは、欧米競合にも比肩する高い技術力、事業推進と技術開発のバランスが取れた経営陣、顧問である日本を代表する量子ソフトウェア・量子化学分野での日本を代表する若手研究者らからである顧問陣から全面支援が得られる体制を強みとして評価し、QunaSysへの今次出資を決定いたしました。 ■QunaSysについて 会社名 株式会社QunaSys 所在地 東京都文京区本郷5-25-18 ハイテク本郷ビル1F 代表者 楊 天任 設立日 2018年2月 事業内容 量子コンピュータ向けアルゴリズム及びソフトウェアの開発・提供[G8] [NK9] URL  https://qunasys.com/ ■GB7号ファンドについて 登記上の名称 グローバル・ブレイン7号投資事業有限責任組合 無限責任組合員 グローバル・ブレイン株式会社 ■Global Brainについて 会社名 グローバル・ブレイン株式会社 所在地 東京都渋谷区桜丘町10-11 代表者 代表取締役社長 百合本 安彦 設立日 1998年1月 事業内容 ベンチャーキ

量子アニーリング研究開発ソリューションを提供するシグマアイが総額約4億円、シリーズA資金調達を実施/株式会社シグマアイ(2019年12月03日)

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B2B向けに量子アニーリングマシンを活用した総合ソリューションを提供する、株式会社シグマアイ (東京都港区港南、代表取締役:大関真之・伊勢賢太郎)は、スパークス・グループ株式会社より資金調達いたしました。調達金額は総額約5億円となり、今回の調達を通じ、事業の成長を加速させるための人材採用、事業会社とのさらなる連携を行い、量子アニーリング技術の社会実装をさらに加速していきます。 【事業内容】 シグマアイは、量子アニーリングを活用した企業課題への総合ソリューションを提供しています。量子アニーリングマシン活用方法のコンサルティング、D-Wave Systems社のマシンタイム提供(2019年7月に日本初の大型利用契約を締結)事業を行っています。 【企業情報】 近年注目を集める量子科学技術を活用した量子アニーリングに、大規模で高次元データを瞬時に処理するための要素技術として強い期待が寄せられています。特に工場や物流、農業、防災などをはじめとした広い範囲で、組合せ最適化問題による効率的なスケジュールの設計や、機械学習による予測に量子アニーリングを活用する動きが活発となっています。黎明期から発展期を迎える量子科学時代において、シグマアイは、独自の量子アニーリングマシンの性能の限界を超える根幹技術を持ち、量子アニーリングの活用事例を豊富に持つ東北大学の研究成果を社会に還元するために、様々な研究開発機関、事業会社との共同開発を進める世界でも屈指のスタートアップ企業です。 【会社概要】 会社名 :株式会社シグマアイ 所在地 :東京都港区港南1-2-70 品川シーズンテラス6階 代表者 :大関真之・伊勢賢太郎 設立  :2019年4月 会社HP: https://sigmailab.com/index_jp.html

初公開!「量子コンピュータの実装性能と耐量子コンピュータ暗号に関する30年間の調査」を発表 ~ 12/17 Japan Security Summit 2019で講演 ~ 玉川大学(2019年12月06日)

玉川大学量子情報科学研究所(東京都町田市 所長:相馬正宜)の廣田 修(ひろたおさむ)顧問(玉川大学名誉教授 前量子情報科学研究所 所長)は、12月17日に早稲田大学で開催される「Japan Security Summit 2019」において、量子情報科学研究所が30年にわたって進めてきた量子コンピュータの実装と耐量子コンピュータ暗号に関する調査結果について講演を行います。 <講演のポイント>  玉川大学量子情報科学研究所は1990年に世界初の量子情報科学の国際会議を創設し、20年にわたってその会議を運営し、その国際交流などに基づき、量子コンピュータの実現可能性について30年にわたり検討してきました。  今回の講演では、量子コンピュータ版のムーアの法則(シェルコッフの法則)の根拠やグーグルによる量子超越性の実証について、量子確率過程論と量子符号理論の観点から分析した結果を初めて公開します。加えて、一般社会人が量子コンピュータと耐量子コンピュータ暗号について率直に抱く多数の疑問などについて的確な回答を網羅します。 <講演内容とその背景>  量子コンピュータ、量子暗号、量子センサなどの量子技術は量子超越性が期待できると考えられています。特にゲート型量子コンピュータは従来型のコンピュータに比べて飛躍的に優れた計算能力を持つことが理論予測されており、世界的な規模で開発競争が実施されています。最近のグーグルの量子超越性の実証報告とそれに対するIBMによる反論をめぐる議論は、量子コンピュータの実装性能について社会的な関心を喚起しました。  量子コンピュータは大規模な量子ゲートの組み合わせ回路の実現が必須ですが、閾値定理と呼ばれる数学的証明から、古典コンピュータに対するムーアの法則に匹敵する予想法則が示されています。それによると、現在の小規模の量子コンピュータから古典コンピュータと同様な進化過程を取るとされています。もし、それが正しいとすれば、実務レベルの量子コンピュータが50年程度で出現します。  一方で、量子コンピュータの開発に伴って、現在の暗号技術に対し改善の要求が高まってきました。2016年、米国商務省の研究機関で世界の暗号の標準化を司るNISTは、次世代の暗号として耐量子コンピュータ暗号の公募を開始しました。しかし、状況はそれほど単純で

フィックスターズ、 量子コンピューティング向け開発支援環境を開発-プログラミング支援用ミドルウェアとシミュレーション環境の情報をウェブサイトで公開/株式会社フィックスターズ

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マルチコアCPU/GPU/FPGAを用いた高速化技術のグローバルリーダーである株式会社フィックスターズ (本社: 東京都品川区、代表取締役社長: 三木 聡、以下、フィックスターズ)は、量子コンピューティング向け開発支援環境の情報をウェブサイトで公開します。フィックスターズが開発している開発支援環境は、量子アニーリング方式のプログラミング支援用ミドルウェア(以下、ミドルウェア)と、GPU上で動作するシミュレーション環境の2つです。量子コンピューティングにこれから取り組む方や、すでに量子コンピューティングを行われている方にも有用な開発支援環境を開発し、世の中への量子コンピューティングの普及を支援します。開発支援環境の情報はフィックスターズが運営する量子コンピューティングに関するウェブサイト、Quantum Computing Solutions ( https://quantum.fixstars.com/ ) で公開します。 量子コンピューティングは、現在のコンピュータでは解けない問題を解ける可能性のある技術として注目を集めています。機械学習・AIでの計算や、金融・物流分野における組合せ最適化問題を短時間で解くことが出来ると期待されています。日本を始め、世界中の企業による量子コンピュータの開発も進んでいます。 一方、量子コンピュータを活用して課題を解決するためには、量子コンピュータ特有のプログラミング方法に加え、それぞれのハードウェアの持つ制約を理解する必要があります。フィックスターズでは、「世の中の多くのエンジニアがもっと手軽に量子コンピューティングに取り組める世界を作りたい」という思いから、より簡単に量子プログラミングが可能になるミドルウェアとGPUによるシミュレーション環境の開発に取り組んできました。 1)量子アニーリング方式のプログラミング支援用ミドルウェア 現在各社で開発が進められている量子コンピュータは機種によってハードウェアの仕様や制約条件が異なります。ミドルウェアはこの負荷を低減し、ユーザーがアプリケーション開発に集中できる環境を提供します。ミドルウェアは3つの自動化により、プログラミングの効率を向上します。現在4社の機種をサポートしており、今後も継続して対応機種を拡充する予定です。 a)定式化の自動化 組合せ最適化

AWS、量子コンピューティングの新サービス「Amazon Braket」、およびAWS量子コンピューティングセンター「Amazon Quantum Solutions Lab」の創設を同時発表/アマゾンジャパン合同会社

新サービス「Amazon Braket」により、お客様は量子コンピューティングを体験、評価、試用し、将来に向けた計画の立案が可能に AWSは量子コンピューティング技術の開発・活用の加速を目指す「AWS量子コンピューティングセンター」を創設 新設の「Amazon Quantum Solutions Lab」は、AWSや学術界・産業界のパートナーの量子コンピューティング専門家とお客様をつなぎ、共同実験や量子テクノロジーの用途開発を支援 Amazon.com, Inc.の関連会社であるAmazon Web Services, Inc.(以下、AWS)は本日、年次カンファレンス「AWS re:Invent 2019」にて、量子コンピューティング技術の推進に向けたAWSの計画の一環として3つの主な取り組みを発表しました。 Amazon Braket :科学者や研究者、開発者向けにAWSが提供するフルマネージド型の新サービスです。量子ハードウェアプロバイダ(D-Wave、IonQ、Rigettiを含む)のコンピュータを用いて、単一の環境で実験を行うことができます。現時点ではプレビュー版のみ公開しています。 AWS 量子コンピューティングセンター :カリフォルニア工科大学などトップレベルの学術研究機関や、Amazonから量子コンピューティング分野の専門家が結集し、量子コンピューティングの新技術に関する研究開発を共同で行います。 Amazon Quantum Solutions Lab :Amazon社内の量子コンピューティング分野の専門家やAmazonのテクノロジー・コンサルティングパートナーとお客様を結び付けるプログラムです。量子コンピューティングの実用的な用途の特定や、量子テクノロジーの有意義な用途開発の促進を目的とし、顧客企業における専門性の向上を支援します。 量子コンピューティングは、従来のコンピュータには処理できない計算問題を解ける可能性を持っており、エネルギー貯蔵、化学工学、材料科学、創薬、プロセスの最適化、機械学習などの分野での変革が期待されています。しかし今までの量子コンピューティングの利用に関しては、主に実用性が限られた概念実証(Proof of Concept)研究の域に留まっていました。AWSは破壊的技術となり得る量子コンピューティング技術の開発推進の一助と